地球惑星科学シリーズ読書会を行いました

ESSの人たち(学科の展示をするグループ?)で読書会を企画してしてきました。
課題図書は地球惑星科学シリーズの地殻の進化です。
 まずはわたしの発表。内容としては主に海底地形です。詳しくは活動的縁辺域、受動的縁辺域、マリアナ型の海溝、チリ型の海溝について。出た議論としては「はたしてマリアナ型、チリ型という分類は妥当なのか?」です。実際の海溝では海嶺からの距離(あるいは時間)によってそういうのが決まっているわけじゃないよねという。これらのことを規定する物理的な別のパラメータが必要なんじゃないかという話になりました。
 つぎは先輩の発表。マスバランス、つまり、物質収支についてです。Beを用いた推定の話、付加体の沈み込みの話です。これででた議論は付加体はどの程度沈み込むのかとかなんで沈み込むの?とかそういう話でした。
 さいごにまたわたしの発表で地殻の水の役割について。これは水による、物理的運搬、化学的運搬が地中の物質循環に重要な役割を果たしているよということです。これでは分散による運搬に関するところで疑問が出され色々と。わたしの説明が下手なのもありましたね。もうちょっと、数式の物理的意味を噛み砕いて説明できればよかったかなと反省。

 もともとプログラミングとかだと自主的にしているのに自分の専門はそこまで自主的に勉強してないのでプログラミングを自分からしていないどこかの情報科の人たちみたいで何かなぁ...とか思って、でも自分だけじゃできそうにないということではじめたわけですがいい刺激になりました。そして、まだまだ勉強が足りないということを痛感しました。やっぱり質問とかってわかってないからするというよりわかってるからできるんですよね。わたしは一般論は多少理解していますが、個々の具体的な事例に関しての知識が少ない。そこらへんを強化する必要がありますね。物理とかやってると統一的に説明したくなることもよくありますが、あるモデルが妥当かを検証するのって事実が一番。そういう時に具体的な知識があればなと。
 そして読書会のメリットとしてやはり、自分一人ではなかなか気づくことのできないポイントに気づける、質問できるというのはいいですよね。今回のあと色々と調べたいことが出てきました。
 次回が楽しみです。